現在、日本野鳥の会のレンジャーが常駐するサンクチュアリは全国に9ヶ所あります。
そんなに遠くない昔、地球上のあらゆる場所が、鳥や多くの野生生物にとってサンクチュアリでした。
このまま環境破壊が進むと、日本の明日はどうなるのだろう?と髪の毛の少なくなった頭を悩ますおじさんのページです。
石川県には、サンクチュアリ「加賀市鴨池」=ラムサール条約登録湿地があります。
サンクチュアリとは、ラテン語のサンクス(神聖な場所)から生まれた英語で、もとは教会を意味していた。
七世紀にローマ法王ポニファス五世が、だれでも、教会に逃げ込みさえすれば、守られることにした。
ここから、鳥たちやあらゆる野生生物が安心して住める所、つまり「聖域」という意味で、
このサンクチュアリという言葉が使われるようになった。
(大畑孝二著「ぼくは野鳥のレンジャーだ」おすすめの本より)
(2000年3月19日)
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