石川県に関わりのある本

石川の自然・野鳥

「県内で支部会員の撮影による」にこだわった写真集。著者:日本野鳥の会石川支部、発行:橋本確文堂、4,800円、1990年発刊

石川の探鳥地ガイド

初心者の方にも、県外のバーダーにも便利な探鳥地ガイド。県内20ヶ所+αをイラストマップ付きで紹介。コンパクトで安いのが魅力。鴨池観察館でも手に入ります。著者:日本野鳥の会石川支部、発行:橋本確文堂、600円。

ぼくは野鳥のレンジャーだ

現在、加賀市鴨池監察館に勤務するレンジャーが、子どもの頃からの歩みをありのままにえがいたもの。厚生省中央児童福祉審議会特別推薦、第34回青少年読書感想文全国コンクール課題図書。著者:大畑孝二、発行:ひくまの出版、1300円。

ウトナイ湖サンクチュアリ物語

「ぼくは野鳥のレンジャーだ」の改訂版的位置付けの本ですが、旧著にない筆者の青春期、「千歳川放水路計画の中止」実現までの歩み、奥様との出会い、ご家族のこと、加賀市鴨池観察館への赴任等、感動的なエピソードをちりばめながら、自然保護への取り組み、すべての生き物の命の尊さを飾らない言葉で書き綴った1冊。ウトナイ湖サンクチュアリ20周年記念出版。映画化も予定されているそうです。著者:大畑孝二、発行:ひくまの出版、1400円+消費税。

鳥のおもしろ私生活

こんな図鑑いままでなかった。その鳥を見るだけで終わってしまウオッチングではなく、1種類1種類の鳥をじっくり見る楽しみを提案し、鳥たちの私生活へ案内する本。ユーモラスでかわいいイラスト(金沢市在住の画家作、日本野鳥の会機関紙にも連載中。) が理解する手助けをしてくれます。編著:ピッキオ、発行:主婦と生活社、1200円。(税別)

舳倉島の鳥たち

渡り鳥の一大中継地として、あまりにも有名な舳倉島。25年間通い続けた著者の思い出の写真集。160種の写真を掲載。舳倉島へ行ったことのある人も、ない人も、美しい写真を見て日本海に浮かぶ小さな離島に思いを馳せては?著者:橘映州、発行:橋本確文堂、3000円(税別)、1999年発刊。

干潟のチドリ・ダイゼン

谷津干潟とダイゼンを中心にしたシギ、チドリのくらし、底生動物とのかかわりを丹念に、観察・記録した本。小学校高学年〜大人まで楽しく読めます。桑原和之(金沢市出身)・文、木村しゅうじ・絵、発行:いちい書房、1200円、1985年発刊。

これがカモ!

サブタイトル「カモなんでも図鑑」が示すようにカモの羽、水に浮く秘密、カモの夜と昼など、カモのことがなんでも分かります。こども向けなので、字が大きく、写真も豊富で、記述内容も平易です。大人が読んでも読みやすく楽しい。著者はいつもお世話になっている鴨池チーフレンジャーの大畑孝二さん。絵と共同研究は元鴨池レンジャーで現在、日本野鳥の会ネイチャースクール勤務でトモエガモが大好きな山本浩伸さん。発行:大日本図書、1400円(税別)、2001年発刊。

おすすめの図鑑

フィールドガイド日本の野鳥

バーダーのバイブル的な図鑑。これから図鑑を買おうと思っている人で、どれを買えば良いか迷っている人にはおすすめ。ポケットサイズとデスクサイズがあります。発行:日本野鳥の会、3,300円(私が買った時は…値上がりしているかも)

野外観察図鑑5 鳥

初めて買った図鑑。コンパクトで入門用には充分です。巻末に初心者に親切な、観察時に必要なもの、注意すること、鳥の見分け方なども。発行:旺文社、620円(絶対値上がりしてる。それより手に入るかなあ?)

バードウオッチング

コンパクトな写真図鑑。「町中の鳥」「山の鳥」「水べの鳥」というふうに見られる場所別に分類、類似種の比較も。漢字和名が併記してあるのがありがたい。巻末にバードウオッチング入門。著者:高野伸二、発行:小学館、1,480円

野鳥観察ハンディ図鑑

新・山野の鳥、新・水辺の鳥の2冊に分かれています。たぶん、現在日本で手に入る図鑑の中では、一番薄くて、軽くて、安いと思います。ポケットにもカバンにもじゃまになりません。発行:日本野鳥の会、各524円(税別)

日本の鳥550

写真が豊富で、♂、♀、幼鳥、飛翔写真なども掲載されており、識別に役立ちます。(といってもいいかげんな私の鳥見眼は、友人に頼ってしまうのですが…。)発行:文一総合出版、「山野の鳥」、「水辺の鳥」の2分冊、各3200円(税別)

おきにいりの本

WING野鳥生活記

きれいなだけの写真集ではなく、動きのある、表情のある野鳥の生活を画面に凝縮したほっとするような、写真集。同名のCD−ROMもあります。著者:和田剛一、発行:小学館、2,500円

寄鳥見鳥

漫画家、岩本久則さんのエッセイ。とにかく、おもしろい。お天気が悪くてフィールドに出られない時は、暖かいコーヒーとこの1冊。著者:岩本久則、出版:小学館ライブラリー、780円

岩本久則の野鳥物語

これもエッセイ集。著者:岩本久則、出版:ミリオン書房から950円、双葉文庫から文庫版で524円。

鳥神話

鳥の絵、写真、漫画、随想、キューソクの贈る画帳、と帯書には書いてありますが、私にとっては悲しい、おもしろい絵本です。著者:岩本久則、出版:東京創元社、1,500円

ハヤブサの都市

「動物と話のできる男」宮崎学さんの写真図鑑絵本といった性格の1冊。ハヤブサの生態、子育て。ハヤブサは、なぜ都市に進出したのか?子供向けの本ですが、それだけに分かりやすく、又、字が大きいので読みやすく、疲れません。著者:宮崎学、出版:フレーベル館

ヤマセミ−里山の清流に翔ぶ−

ヤマセミの生態、繁殖、四季を綴った写真集。ダイナミックな躍動感、静、動がページをめくるたびに迫ってきます。著者:飯村茂樹、出版:講談社、1,500円(税込み)

ソロモンの指環

ノーベル賞受賞のローレンツ博士の動物行動学入門。というと難しそうですが、おもしろく、興味深く、読みやすい本です。著者:コンラート・ローレンツ、出版:早川書房、1,300円(税込み、但し3%の時だったので、今は?)

ぼくの鳥の巣コレクション

素敵な絵と文で鳥の巣の造形美、不思議な魅力、巣から見えてくる鳥のくらしを語った、鳥好きなおとなのための絵本(といわせてください。)鳥の巣のおもしろさ、見つけ方、保存方法までわかっちゃう。イラストや鳥の巣のスケッチが私のお気に入りです。絵と文:鈴木まもる、出版:岩崎書店、2,000円(税別)

風にのれ!アホウドリ

今から100年ほど前は、北太平洋のいたるところで見られた美しい「アホウドリ」そのアホウドリは、上質の羽毛に目をつけた天敵、人間によって1880年代から1930年代までの、たった50年間の間に1000万羽が殺されました。一時は絶滅したと見られたアホウドリの再発見と、保護、復活の道筋が見えるようになるまでの記録。著者の長谷川さんの講演を聞いてから、すっかりファンになりました。著者:長谷川博、出版:フレーベル館

オシドリの木

軽井沢・星野温泉のムササビの巣箱に卵を生んだオシドリ、カモの仲間ではちょっと変わり者で、生態の知られていないオシドリの子育てを偶然、ビデオで記録することになった星野さんと、おともだちの室伏さんの貴重なお話。子供向けの本で、写真が豊富で字も大きく読みやすいです。著者:星野嘉助・室伏友三、出版:フレーベル館

鳥百態

買ったのではなく、職場の上司からいただきました。「僕がもっていてもしょうがないから…」え〜っ、私には「宝物」です。図鑑も写真集も何冊か持っていますが、画集は初めてです。細密画は又、ひとあじ違います。

作者は生態画といっています。図鑑の正確な静止画と違って、生き生きとした鳥たちが誌面いっぱいに飛んでいます。才能のある人(もちろん努力もあるのでしょうが…)ってただただ、うらやましいです。岡崎立作品集、出版:山と渓谷社、1988年刊、2,900円。

ふくろうの森

「リンクの輪」でリンクしている「HOOT HOOT HOOT」のページで紹介していました。
森に棲むエゾフクロウの四季を、息をのむような美しい透明感のある写真と文で綴った「写真絵本」。この本を手にとると、あなたもきっとフクロウ大好き人間の仲間いり…。

著者:横田雅博、出版:時空工房、2002年刊、1,600円(税別)。